下から見上げて来るあいつは、妙に凛とした表情で見上げてそう聞いてきた。

いや、思ってないよ。

俺は、お互いのぬくもりを感じるように顔を寄せあった。
いつまでも傍に入れる事を願って。


昼寝から目覚めると横で安心しきった顔で彼女は寝ている。


お前は、覚えてないだろうけど。
俺は、お前との初めて会った日の事を覚えているよ。



横で寝ている彼女の髪を優しく撫で、彼女の手を指を絡ませて優しく握った。


その話を彼女には伝えるつもりはない。
俺の想いは、あの時も今も変わらない。