アイドル絶対殺戮戦線

先に舞台に姿を見せたのは、小田さんだ。


金色に輝くサラサラストレートをなびかせて、黒いワンピースのスリットから長い足を見せつけて歩く。


腰に片手をあてくびれを強調した小田さんがランウェイの最前でポーズを決めたとき、観客席は一斉に紫色に染まった。


眩しいライトが頭上を通り過ぎていく。


レッスンを真面目にしないことからD組の地位に甘んじていた小田さんだけど、やはりその美貌は唯一無二のものがあると感じた。


決して万人ウケはしないだろう。だけど万人にウケる必要もない。


紫に染まった客席が、彼女の動きに合わせ上下左右に波打つ。