アイドル絶対殺戮戦線

私と椎名音葉の出会いは、まだ初々しかった入学式の朝にさかのぼる。


噂ではなんども聞いていたものの、初めて見る星ヶ峰の宮殿のような校舎に圧倒されていた私に、声をかけてきたのが音葉だった。


「あんた新入生だよね? あたしが仲良くしてあげる、喜びなさい!」


「あ、結構です」


なのにその後も、音葉はことあるごとに私に絡んできた。


「ダンスが下手すぎて見てられないから教えてあげる!」


だの


「ロックのすばらしさを知らないなんて! ありえない!」


だの。