アイドル絶対殺戮戦線

つまり、上位の人ほど最下位に近い人気のない人たちから対戦相手を選ぶことができ、より勝ちやすくなるというシステムか。


私は56位だったから、まず選ぶ側に回ることはないだろう。


私にできることは、できるだけ自分と近い順位の人が対戦相手に来てくれるよう祈ることだけだ。


「では神咲明日菜さん、対戦相手を指名してください」


堂々に促され、神咲さんが壇上に進み出た。


神咲さんはロシアとのクォーターだという。灰色に近い色素の薄い瞳が、静かに私たちを見下ろす。


「では三門ナツメさん、私と戦ってください」


……!?!?


神咲さんの指名相手に、驚いたのは私だけではなかった。