アイドル絶対殺戮戦線

〈乃々side〉


走っていた。


走って。走って。走って走って走って走って……。


もう、走れない。


学園の端、当直の先生が住む小さな家の近くまで来てやっと、わたしはふっと息をついた。


それまで遮断されていた酸素が突然送られてきたことにびっくりして、脳がガンガンと痛む。


辛い……。けれど、弱音は吐いていられなかった。


わたしは、浦安乃々は、仲間を傷つけるだけの言葉を残して、そこに弁解の余地も与えず、ただひたすらに仲間を置き去りにして走ってきたのだから。