アイドル絶対殺戮戦線

何も、言い返せない。


たしかに私は、貴重な睡眠時間を削ってまで参加した会議で何の意見も残していない。


それどころか終始ぼうっとして、会議の内容すらろくに覚えていなかった。


グループの顔ともいえる名前なのに。その名前を背負って、これから生きていくのに……。


「今城真央さん」


唐突に、明日菜が言った。


それだけで体が硬直し、自分の意思とはかけ離れて手足がピンと張る。


「冷たい、と思われるのかしらね、私は。第1幕第2幕第3幕……たくさんの生徒を蹴落として、殺してきたけれど、何も感じないわ」


ぽつりと呟くと、レッスン室を出ていった。


「七歌、あなたは『VS 夏休み』戦、休憩しておいて?」


と、私にとって死刑宣告にも等しい言葉を残して。


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