アイドル絶対殺戮戦線

名前を呼ばれても、真央が動じることはなかった。


目を伏せたままで1歩1歩、確実に壇上へ上がってくる。


「よろしいですね?」


堂々のセリフは浦安さんのときと同じ有無を言わせないものだったから、私は本当に苦しくて息もできなくて、だけど明日菜やみゆきや浦安さんに


「真央をグループに入れていい?」


その一言がどうしても言えなかった。


――私は甘えている上に、他人を許すこともできない心の狭い人間だ。


そしてそのことが、"私は真央にひどいことをされたから"正当化されると思っている最低な人間だ。