アイドル絶対殺戮戦線

「お気楽モードもそのくらいにしたら?」


そう、私たちに呼びかけたのは小さな影だった。


頭1つ分目線を下げて。俯くようにしてみれば、ショートボブに切りそろえられた丸い頭が見える。


B組小山ちいさんだった。グループは、たしか……同じB組の佐々木海観さんと組んでいたはず。


「あんたにあの子が救えるっていうなら、話は別だけど」


口の端をいびつに歪めつつ小山さんが指差したのは、講堂に残るもう1人の脱落者。


「食堂、すごかったねぇ」


いひひ、と小山さんは心底おもしろそうに笑う。