アイドル絶対殺戮戦線

歩みを止めたのは、決して自分の命が惜しかったからなんかじゃなかった。


振り返れば明日菜がいた。みゆきがいた。


――この人たちを、裏切れない。


どうやって浦安さんを救うのか。そんなことは1歩踏み出してから考えようと思っていた。


だけどどうやったって、私とグループを組んでいる2人に迷惑がかからないという保証はない。


所詮私は、人を救えるほどに責任を持てた人間じゃないのだ。


ああ、浦安さん、茜、ごめんなさい。