アイドル絶対殺戮戦線

別れのときだった。


浦安さんと会話を交わした記憶は、片手で数えられるほどに少ない。


けれど第1幕、あまりに多すぎる命が失われていったとき。


異変に最初に気づいたのは彼女ではなかったか。


……人の痛みに気づける人なんだ。


おどおどとしたその姿勢は、アイドルとしては不十分だったかもしれない。


だけど誰よりも優しいその姿が、どんなときも笑っていてくれるその安心感が、誰かに似ているようで脳内で繰り返して響く。


茜――――!