アイドル絶対殺戮戦線

「D組、浦安乃々さん。どうぞ壇上へ」


先に呼ばれたのは、短めに切り揃えられた前髪からおどおどと目が覗く少女だった。


100万円を集めろという無理難題に、苦しめられた第1幕を思い出す。


綺麗な肌だった。きちんと手入れされていることが伝わる肌で……こんなこと言っても、彼女には何の慰めにもならないだろうけど。


「……裸でファンを釣った人だもんねぇ。誰もグループ組むわけないよ」


「当然。あたしたちはグラビアアイドルじゃないんだから」


聞こえよがしに浴びせられる陰口に涙をたたえながら、浦安さんはスポットライトの注ぐ中央へ歩みを進める。