アイドル絶対殺戮戦線

「私たちはアイドルを目指してるんだ。私たちは主役を目指してるんだ。そうでしょ? 私たちは価値をつけられる側じゃないの、価値を与える側なの。


 ねぇ小田さん、私と一緒にそんなアイドルを目指してもらえないかな?」


私の言っていることは綺麗事かもしれない。


世の中誰だって、消費されて、傷ついて、それでも懸命に地べたをはっているのかもしれない。


だけど私は、それを「生きている」とは呼ばない。




アイドルはみんなの憧れ。だからこそ、みんなに夢を与え続けなきゃ、希望を体現しなきゃアイドルじゃない。


どうか……どうか届いてほしい。


私たちは価値を評定されて、許可されてようやく陽の光を浴びられる立場じゃないってことを。


私たちは自分自身で、自分自身の価値を決められる存在だってことを。