アイドル絶対殺戮戦線

「ねぇ小田さん、私たちってなんでアイドル目指してるんだろうね」


ぽつりとこぼした一言に、眼下の金色が揺れた。


小田さんの書いた主人公は、キラキラ可愛い世界に憧れてアイドルを目指していたけれど……物語のような美しさが現実にあるとはとても思えない。


「若さを搾取されて、女を消費されて、匿名に評価されて、群衆に持ち上げられて。それで私たちって、胸張って主役って言えるのかな?」


これは、命を賭けた卒業式を通じて私の心に生じた疑問だった。


可愛いドレスに憧れて。キラキラのステージに感化されて。


おじさんをバカにして。ブサイクを見下して。


可愛いことはいいこと?


わからない。


「可愛くなきゃ、選んでもらえなきゃ殺される。その状況で私たちが『より可愛い女の子を殺してしまったから』罵倒されて命を奪われても仕方ない?




 違うでしょ!!!!!」