アイドル絶対殺戮戦線

とにかく。


小田さん救出作戦をとどこおりなく遂行するためには、小田さん本人の同意が必須。


それがここにいる全員の一致した見解だった。


そうと決まれば、説得に挑むしかない。


――人1人が宙に放り出されている、こんな状況だけれど。




「……小田さん」


軽いとはいえ人1人の体重を、その手1本で支えている私だって楽じゃないのだ。


圧迫される肺を感じながら、喉の奥から声を絞り出す。


「……っ、離せッ!!!!!」


小田さんは相変わらず暴れているけれど、声が聞こえていないということはないみたいだ。