アイドル絶対殺戮戦線

少しは良心が残っていたのか、それとも目の前で飛び降りた小田さんを見てさすがにやばいと思ったのか。


宙に揺れる小田さんを支えようとする手はいくつも伸びてきていた。


いかに非力な女ばかりといえ、持ち上げる対象である小田さんも体重は平均を大きく下回っているだろう。


これなら持ち上げられる。そう奮起して力を込めるが、妨げる因子が1つ。


小田さん本人だ。


せっかく掴んだ手を振りほどこうとそれはそれは暴れるものだから、その細い手首を折れないように掴んでいるだけでやっとになってしまう。


そして、汗が。


こんな状況だというのに、いやこんな状況だからなのか、空気も読まず溢れ出した汗がぬるぬると……。