アイドル絶対殺戮戦線

「じゃね」


また明日ね。そんな言葉が続くべき軽さで、金色は私の視界から消えた。


それまで乱れたプリン頭を見ていたと思ったのに、突然青空が現れたものだから、私の頭は本当に混乱してしまって。


でも取り乱す頭の中で、これだけは覚えていた。




小田さんを、死なせるものか。




――ガッ!!!


目視すらしないまま、伸ばした手は奇跡的にも掴んだ。骨と皮しかないような、細い手首。


「……離して!」


悲痛な叫び声が下から聞こえるけど、この状況で、この体勢で、今から手を離す人がいるのだろうか? 少なくとも私は、そんなことしない。