アイドル絶対殺戮戦線

明日菜が提示した条件は、たったの3つだった。


1つ、今の明日菜と私では人気に格差がありすぎる。その差を埋める仲間を1人見つけてくること。


2つ、その仲間を勧誘する際に、明日菜の名前は一切使わないこと。


3つ、上記2つの条件を、15時までに達成すること。


「七歌が挑戦するっていうなら、15時までは他の誰の誘いも受けずに待っててあげる」


いくら圧倒的な人気を誇る明日菜とはいえ、タイムリミットギリギリの15時まで1人で待つというのは心細いはずだ。


それだけの覚悟を明日菜が背負ってくれているのだから、私ががんばらないわけにはいかなかった。


「わかった。絶対もう1人仲間を見つけてみせる……!」


強く拳を握った私を、明日菜が優しい瞳で見つめていた。のだけれど。