アイドル絶対殺戮戦線

「……勝者のお情けですか。そんなもの、里野さんは必要としていないと思いますよ。それに1曲歌ったところで、里野さんの運命は覆りません」


そんなことで覆る運命なら、他の生徒は何のために死んだのか。堂々はとうとうと私に説いた。


でも。でも。


「私が聴きたいんです。里野さんの、しおりんのラストライブを、見たいんです!!」


ばっと振り返ると、座り込んでいた生徒たちが一斉に立ち上がった。


「私も聴きたいです!!」


「私も。しおりんのファンだったんです!」