アイドル絶対殺戮戦線

里野さんの最期は、とてもとても静かだった。


静寂に包まれた講堂で、機関銃の装備される音だけが響いている。


そのとき。


「待ってください!!!」


里野さんの死を偲ぶ静かな講堂内に響き渡ったのは、私の声だった。


自分でも意識しないままに、前へ進み出ていた。


そこまで歩いてもう止まれるはずもなく、そのまま堂々の前に進みでる。


「……どうかしましたか、大宮さん」


190センチ近い長身が、私を見下ろした。


それだけで息を詰まらせながら、絞り出すように声を発する。


「里野さんに、歌わせて、あげてください」