アイドル絶対殺戮戦線

「素晴らしい戦いでしたよ」


横柄に手を叩きながら、堂々が壇上に姿を現した。


糸で操られるように、里野さんが堂々の前に跪く。


「私、死ぬんですよね」


「残念ながら、特別扱いはできませんので」


「なら最後に1曲だけ歌わせてもらえませんか」


里野さんの瞳は切実だった。


この身全てを捧げても構わないといった気迫で、堂々を見つめる。


だけど堂々は、静かに首を横に振った。


「残念ながら、特別扱いはできませんので」