アイドル絶対殺戮戦線

静かに、けれど力強く私は拳を握りしめた。


ドレスを前にして里野さんと対面したときは、こんな未来があるなんて想像もしていなかった。


第2幕では許された逃げも、もう通用しないであろうことは堂々の表情から感じ取っていた。


奇跡的な悪運で生き延びてこられた私も、ついにここまでかと絶望していた。


なのに。


目の前ではたしかに、A組に下剋上を果たした私の一挙一動を見逃すまいと、複数のカメラがレンズを向けている。