アイドル絶対殺戮戦線

「しかし」と堂々は続けた。


「優秀なだけで、真面目なだけでこの芸能界は勝ち残れるものではないのです。


 ところで、みなさんも『星ヶ峰を卒業すれば絶対売れる』という噂を1度は耳にしたことがあるでしょう。あれは本当です。


 あの噂を真実のものとするために、我々は不断の努力をしてきました。そして、この卒業式も努力の1つです」


堂々が指を1本高く掲げる。それと同時に、照明が一斉につけられる。


突然の眩しさに、思わず目をつぶった。


そして次の瞬間、私の視界に入ったのは、こちらを狙うあまりに多すぎる数のカメラだった。


1人1人の瞬きさえも見逃さないように、数十台では収まらない数のカメラがひしとこちらにレンズを向けている。