アイドル絶対殺戮戦線

「でも私は、そんなお兄さんが大好きだよ♡」


とびきりの笑顔。ハートマークのついた声色で、怒りに肩を震わせるお兄さんに投げキッスを送る。


普段はこんなに安売りしないんだから、特別だよ? なんて。


100……110……。


最終的に、お兄さんの心拍数は120で打ち止めとなった。


口を閉じるのも忘れたまま、拳を握りしめるお兄さんにもう1度ウィンクのプレゼント。


「大宮さん、時間切れですよ」


「私を勝たせてくれる予定のお兄さんに、ほんのお礼の気持ちです♡」


うふふと笑う私を、残念な子を見る目で堂々が見ていた。