アイドル絶対殺戮戦線

頭の中に疑問符が浮かび上がる。


3年間の私たちのがんばりを労る堂々なりの冗談なのか。


何とか理由をつけようと頭をひねるけど、いや、それにしても意図が不明だ。


それは私以外の人も同じようで、講堂内に失笑とざわめきが広がる、が。


「――静粛に」


堂々の一声で、私たちは息さえも止めた。


物音ひとつしなくなった講堂内を、堂々はゆっくり歩き始める。


「私が見送る16回目の卒業生となるみなさんは、非常に優秀でした。レッスンにもよく励んだし、揉め事を起こして先生方の手を煩わせることもなかった。おかげで、歴代最多の107名の生徒がこうして卒業式を迎えることができました」


入学したときはたしか200人以上の生徒がいたと思うんだけど……3年間の日々の厳しさが改めて身に染みる。