アイドル絶対殺戮戦線

私が逃げていた間に舞台上ではもうほとんどの試合が終わり、最終試合の神咲さんVS三門さんを残すばかりだった。


ラスボス戦の前に。


「結果発表を聞かずに出て行ってしまったので、申し訳ありませんがもう1度お願いしていいですか?」


「もちろん構いませんが……大宮さん、あなたの負けでしたよ」


淡々と告げられた結果は、予想通り私の負けだった。


3百万に対し5百万。大差をつけて負けた様子が、液晶に映し出される。


舞台下を見ると、オレンジの髪色が揺れていた。


どうして戻ってきたの、殺されちゃうのに。


心配そうなその背中に大丈夫と自信を持って返すことはできないけれど……任せて。私は必ず生き残ってアイドルになってみせる。