アイドル絶対殺戮戦線

気持ち悪い。それ以外の感情を失った。


ぞわぞわと鳥肌が体中を駆け巡り、心臓が底から冷えていく。


――やっぱりトラップだった!


教え子の死を語りながら微笑んでみせた流川先生の違和感に気づいていたのに……どうして逃げなかったんだろう。


そう、過去の自分を責めてももう逃げられない。


おじさんの生温かい舌がぬるりと私の耳朶を舐める。


「ま……待ってください!」


近づいてくるお腹を両手で押し返し、何の抵抗もなく脂肪に沈んでいく手のひらに心の中で悲鳴をあげながら、何とか私は平静を装った。