アイドル絶対殺戮戦線

促されるまま家の中に入り、ようやく私はひと息つくことができた。


「それで……ここまで連れて来てくださったということは、私を助けるつもりがあるということでいいんですよね?」


正直、流川先生は決していい先生ではなかった。


たしかにダンスの技術はそれなりのものがあるけれど、普段は堂々のご機嫌伺いに終始するばかりで、私たちのことを真剣に指導してくれたことなんて1度もない。


そんな流川先生だから私は信用していいのかかなり迷って、おずおずと口を開いた。


だけど流川先生はそんな私の心のうちを見透かしたようににっこりと笑って、


「もちろんよ。私はかわいい生徒たちが血を流して死んでいくのなんてもう見たくないの。あなたをこの学園から逃がしてあげる」


と言った。


その微笑みは何だか残酷に血に濡れているように見えて、私は思わず後ずさってしまったけれど。