「まあ、日向先輩に会えるなら我慢するかぁ」



渋々ながら、了承してくれた




「何を我慢するって?」




「…ん?」



声がした方を見ると見ると、一花ちゃんの幼なじみの和樹くんがいた




「なんでかずがいるの?」




「電子辞書持ってない?忘れちゃって借りようと思って」




「やだ。貸さなーい」




ちょっと不機嫌モードの一花ちゃんは、
ぷいっと顔を背けながら言った




「おい!なんでだよ
この前忘れてた弁当持ってきてやっただろ?」




これには何も言い返せない一花ちゃん




「……しょうがないなぁ、、」




そう言いながら渋々と電子辞書を取り出す





2人が幼なじみというだけあって、冗談を言い合ってるのが、微笑ましい




私には、幼なじみというような人がいないからちょっと羨ましいかも