「教室まで気をつけて帰ってねー」
という朔斗先輩に見送られて教室へと向かう
「噂以上にかっこ良かった…」
一花ちゃん、なんか様子が…
「日向先輩って、女子と話すことないって聞いてたから、見れたらいいなくらいしか思ってなかったけど…名前、名前呼んでくれた!」
まさか、あのお兄ちゃんが好きになったとか!?
確かに、女の子のこと私以外で名前で呼んでるところ見たことないかも…!
「これからいつでも付いてくよ!?」
お兄ちゃんのことだからまた弁当渡しにいかないといけなさそうだし、ありがたいかも
「ありがとう。でもまさか一目惚れ…じゃないよね?」
すごくすごく気まずいけど聞いちゃった
「わかんない!けど、目の保養ではある!」

