「莉乃、まさかと思うけど恵兄好き…とかじゃないよね?」
「ぜ、全然!そんなこと考えたこと無かったよ」
急にそんなこと言われて焦る私
「恵兄ねぇ…どっちかと言うと…ま、いっか
莉乃は、とことん優しい人が好きなのかなって勝手に思ってたー。ま、あれは一旦置いといて…ジャジャーン!」
「わっ!すごーい!」
一花ちゃんが持っていたのは、私がずっと食べたいって言っていたケーキ屋さんのケーキとお菓子
「これ、どうしたの!?」
「実はね、このケーキ屋さんね、かずのお母さんが働いてて、余ったやつ貰ったんだ!だから莉乃にあげようと思って勉強会に誘ってサプライズ!」
ニコニコ話す姿は女子の私でもちょっとドキッとした
「ほんっと嬉しい!ありがとー!」
思いっきり一花ちゃんにギューッと抱きついた

