「あー、なんだ、かずじゃん」
「なんだってなんだよ。あ、はじめまして
井上和樹です。隣のクラスで一花の幼なじみなんだ」
「こちらこそ、はじめまして!小西莉乃です」
一通り自己紹介が終わるとすかさず
「で、何の用?」
「なんの用ってこれだよ」
和樹くんが差し出したものを見ると
あっ、一花ちゃんのお弁当だ!
「朝、一花のお母さんに会って渡すように頼まれたんだよ。」
「忘れてた!ありがと。じゃあ、さよなら」
一花ちゃんあっさりしてるなぁ
和樹くんも苦笑いしてるよ
慣れてるからと一言いって、教室を出ていった
いつもこんな感じなのかな?

