亜妃「すみません…ありがとございます。」

そう言って財布を直す亜妃を連れて外に出る。

「今日の所は送ってく。」

亜妃「あ、大丈夫です。タクシーで帰ります。
これ以上ご迷惑をかけるわけにも行かないですし…」

「いや、送るよ。この前みたいに連絡ないのも
困るからな。」

亜妃「…」 

この前というのは合コンの日の事。
本人も分かったようで大人しく付いてくる。

病院をでて車を停めた職員駐車場に向かう。

「…ほら、早く乗りな」

亜妃「…失礼します。あの…車…」

「…さっき取ってきた。」

亜妃に住所を聞きながらナビに登録する。

…意外と近いな。

病院から家まで10分ほどで着いた。

「到着。ここで大丈夫⁇」

亜妃「はい…ありがとうございます。」

「薬、ちゃんと飲めよ。明日、ちゃんと来いよ?」

亜妃「…はい。」

今の間はなんだ…?
病院、来るつもりがないとか…?