医者嫌いの彼女

音が鳴り、体温計をみて驚く亜妃。
まだそんなに高いのだろうか…
そう思って亜妃から体温計を奪い見てみると
38.3℃ 。
なんだ、下がってるじゃん。

「うん、だいぶ下がったな。」

まだ高いが、安全ラインまでは下がっている。
効果が切れてまた熱が上がらないかが心配だが…

「とりあえず、今日は帰って良い。
けど明日また来い。朝イチで予約入れたから」

亜妃「…はい。」

「あと、薬な。こっち解熱剤。熱が高い時に飲め。
ただし4時間以上は空けること。こっちが、
喘息の薬だな。まだはっきり検査してないから
とりあえず気管支を広げる薬だけ渡しておく。」

亜妃「…はい。」

明日の予約票と一緒に薬と診察カードを渡す。
自分でもこの対応が正解なのかはわからない。
無理やり入院させた方が良いんじゃないか、
とも思いながらも薬を渡す。

亜妃「あの…お金は…⁇」

「…今日はいい。俺が無理やり連れてきたから。」

亜妃「えっ!でもこれは…
そんな訳にはいきません。」

「いいから。」

無理やり連れて来た時点でこいつから
お金を取るつもりは無かった。
とりあえず、どうにかしなければ。
病院に来るようになれさえすれば良いと
思っていた。