医者嫌いの彼女

こっちも薄くて看護師泣かせの血管だな。

でもまぁ、ここならいけるだろ。

そう思っていると。

亜妃「えっ!待って‼︎
こ、ここに針さす…んですか⁇」

慌てて聞いてくる亜妃。忙しい奴だな…

「普通の事だ。心配しなくていい」

そう言って針を刺そうとするが、
手を引っ込められた。

「…」

危ねぇ…。危うく変な所に針指すとこだった。

内心ヒヤヒヤしながらも、睨むと
負けじと睨み返してくる亜妃。

そんなに睨まれても…

正直、可愛い子兎が睨んでいるようなもので、
怖くも何ともない。

「そんなに睨まれても…熱下げないと
帰るに帰れないだろ?…入院、したくないんだろ?」

大人しく点滴をしてもらうために、
多少脅しも使ってみるが…ふと考える。

もう少し良い方法があるな。