「ん」
両想いおめでとうございまーす、爆発しやがれと手紙に恨みをたっっっっっっぷりと込めながら夏樹の胸に押し付け強引に渡した。
「なにこれ」
「ラブレター」
「まさか…」
「あたしじゃないよ。日高さん」
日高さんの名前を聞いた途端、夏樹は顔色を変えた。
読んだら教室来てだって、と伝えてそのまま帰ろうとしたら
「待って。」
手首を掴まれ、夏樹のそばに引き寄せられる。
「なによ」
「ここで待ってて」
「なんで待たなきゃいけな…「いいから、待ってろバカ」
そう言い残すと夏樹は日高さんが待つであろう教室へ。
どうせ、彼女できた!いいだろ!って自慢なんだろ。
んな自慢聞きたくもない、待つわけないじゃん。

