あたしの首に顔を埋めると
夏樹は、
「好き。お前のことが好き。」
想像もしてなかった言葉を呟く。
「日高さんのこと、好きじゃ…」
「あんなやつタイプでもねーし好きになるわけない。」
予想外の展開と事実に驚いてる暇もなく夏樹は続けて
「適当についた《ウソ》。お前が好きな人出来たとか見え見えの嘘つくからいつまで続くのかなーと思って」
今まで隠してたの、ばれてたんだ。
「十数年も一緒にいんだからお前のことは全部お見通しなんだよ」
夏樹が発するたんびに首に触れそうな唇がこしょばゆくて、むず痒ると
顔を上げて、なにヤりたいの?とニッと口角をあげる。
「殴るよ」
「いま腰痛いんだからやめて」

