相変わらず仲良いねー、と真理の言葉に。 「ぜっっっんぜん」「でしょー」 賢人と声が被った。あたしの言葉はもちろん前者。 「早く帰れチャラ男」 「やだ。」 「じゃあ黙ってろ。うざい」 「えー、黙るって何?ぼくちゃん分かんなーい」 ここから離れないぞとカウンターに顔と手を密着させて足をじたばたしだす。 「お前は駄々をこねる小学生か。見てるこっちが恥ずかしいからやめて」 深くため息を落とし、すでに冷めきった焼き鳥を口に持ってく。