葵くんの一日♡




「……ダメ、隼翔」


 なんとか理性で耐える。


「なんで」


 お願いだから。
 そんなふうに言わないで、隼翔。

 オレの必死の努力が……。


「別の部屋に楓姉ちゃんがいるんだよ」


 わかるでしょ、隼翔も。
 そういうふうに言えば。


「だから、よけいにもえる」


 隼翔の驚きの言葉。

 その言葉に驚く間がほとんどない。
 それくらいの速さで隼翔に唇を塞がれた。


 そして。
 今まで以上に激しく甘いキスに……。







♡end♡