すぐに目を逸らしていることがバレた・・・。 「目見て」 「っ・・・・・・」 意地悪そうな声でそう言われて、少しだけ顔を上げた。 顔が赤くなるのがわかった。 大和くんは私の目を見ると、視線を逸らした。 あれ・・・どうして・・・・・・? 「ごめん、可愛すぎて目見れなかった」 「っ・・・・・・!!」 不意に可愛いと言われてドキドキする。 その後もゆるゆると話しながら水族館へ向かった。 駅から10分ほど歩いたところにある水族館は、若者に人気なデートスポットとして有名だった。