「俺が取ろうか? 何段目?」


「っ!! もう!! やだ」


「ははっ、ごめんごめん。はい」


 そう言って大和くんは後ろを向いてくれた。


 大和くんが本当にタンスの方を見ていないか、チラチラ確認しながらすぐに下着を取り出した。


「す、すぐ上がるから本当に何もしないで待っててね!?」


「わかってる」


 私は人生で一番と言えるくらい短いシャワーを終えた。


 大和くんへの申し訳なさと、部屋の中に大和くんがいることへのドキドキで早く済ませようという気になった。


 シャワーを終えるとすぐに歯を磨いて髪を乾かした。


 今日はパックをしている暇はない。


 部屋着姿を見られるのも恥ずかしかったけど、もう仕方ない。


 私はドキドキしながら部屋に戻った。


「お、またせ・・・・・・」


「あー・・・・・・うん」