私は飛び出た時のままだったベッドを片付けた。


 枕の涙はもう乾いていた。


 大和くんは絨毯の上に座った。


 私も大和くんの前に座る。


 落ち着かない。


 何を話したら良いのだろう・・・。


 もう一時半になっていた。


 こんなに夜更かしをしたのはいつぶりだろう。


「苗、お風呂入って来たら? 疲れただろ」


「あ、う、うん。大和くんは・・・?」


「俺はもう入って来てる」


「あ・・・・・・うん」