「雅暉さんね・・・・・・・・・まだ美舟さんのことを引きずってるらしいの」 自分で言いながら自分の首をどんどん絞めていっているような気がした。 思い出すだけで胸が痛い。 体中の力が抜けてしまう。 『そうなんだね・・・・・・』 「うん・・・。やっぱり私じゃダメみたい・・・」 『苗がダメな訳じゃないよ。誰も悪くないよ』 「そうなのかな・・・。でも、もし私が美舟さんに劣らないくらい素敵な人だったら、雅暉さんの答えも変わってたかもしれない・・・・・・」