ゆっくりご飯を食べ終わると、私たちはよりみちを出た。


 大和くんは最後まで『いい』と言っていたけど、私は駅まで大和くんを送って行った。


『いつでもLINEしてきていいから』と言い残して電車に乗って行く大和くんを見ると、少し不安な気持ちになった。


 半日以上、大和くんが一緒にいてくれたから夜も寝られたし、ちゃんとご飯を食べることが出来た。


 大和くんがいてくれなかったらどうなってしまっていたかわからない。


 駅から帰る道、駅のホームで自撮りをした大和くんから、変顔の写真が送られて来てまた、私は泣かずに帰ることが出来た。