大和くんが家まで来て、電話で起こしてくれて・・・。
そしてそのままこうして一緒にいてくれているおかげで、余計なことを思い出さなくて済んだ。
「・・・・・・まあ、夜寝れなかったら電話してきても良いけど・・・。さすがに二泊は出来ないし」
「ありがとうね。大和くんがいてくれたから大丈夫だった・・・・・・と思う」
「俺は・・・・・・苗が大丈夫ならそれで良いから」
大学にいる大和くんは、いつも余裕たっぷりで授業を受けているし、友達の前ではクールに見えるけど、本当に私の前ではいつもと違うことに最近気が付いた。
誰よりも私に対して優しくしてくれる。
こんなに良い人は他にいない。


