「なんか同棲してる気分だった」 「ど、同棲??」 隣を歩きながら大和くんがそう言った。 「うん。寝る時も起きてからもすぐに視界に苗がいるし、なんかすげえ安心した」 「確かに、家にお母さん以外の人がいるの、すごい新鮮だったよ」 「そういうのじゃなくて」 「え・・・?」 「好きな人が一緒ってのが嬉しかったんだって」 「っ・・・!!」 そんなことをサラッと言えてしまう大和くんがずるい。 恋愛に慣れていないせで、少しのことでドキドキしてしまう。