「やっと呼んでくれた」
「・・・・・・・・・頑張ってそう呼ぶね」
「うん。夜ご飯楽しんで」
「ありがとう!!」
大和くんは私が電車に乗っても、見えなくなるまでずっと外で恥ずかしそうに手を振ってくれていた。
ずっと心がふわふわしている。
大和くんと交換したぬいぐるみを、袋の隙間からのぞき込んだ。
思わず笑顔がこぼれる。
本当に、大和くんの彼女になったんだ・・・。
大和・・・大和・・・大和・・・・・・。
頭の中で呪文のようにその名前を唱える。
恥ずかしいな・・・。
嬉しいな。
大和、大好きだ。
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