つらそうな大和くんを見ていることが、つらい。


 また私は考えより先に行動してしまった。


 もっと色々考えて帰り際とかに伝えたかったのに・・・。


「だ、だめ・・・・・・??」


「・・・・・・・・・苗さ、俺のこと好きなんじゃね?」


「!!!!!」


 顔が一気に赤くなる。


 何か答えないと、それを肯定していることになってしまう。


 でも恥ずかしすぎて、大和くんの顔が見れない・・・。


「お待たせしました~!!! 皆さんこんにちは~!! 本日最後のイルカショーのお時間となりました~!!!!」


 そこで、ショーのお姉さんのアナウンスが入った。