生徒会長は優等生

ー 悠 太 S I D E ー

はぁ…

男が嫌いな奴に男と婚約しろは

嫌に決まってるだろ

悠「何やってんすか。」

輝「何って、律のためだけど…」

何だろう

この人って子供相手だと異常にアホ

羽「…」

多分羽桜さんは知ってる

悠「逆効果ですよ。

アイツ普段仮面で隠れてるけど、

男が近づくと震えてた。」

輝「……」

悠「苦手なものを無理やり押し付けるのは

間違ってます。」

朱「高崎くん、輝一さんも反省してるわ。

あの子の所に行ってあげて。

場所、検討着くんでしょ?」

悠「… あぁ。

さんきゅ、南條。」

もしかしたら出会ったあの時から

気づいていたのかもしれない

俺は走った

昔から変わらず好きな律の元へ

ー S I D E E N D ー