「うう、、、。」
長尾彩晴は、高校への道のりを1人で歩いていた。
高校へ入学して1週間程経ったが、生憎友達は出来ていない。
(友達ってどうやってつくるんだっけ、、、。)
このままでは、ぼっちになってしまう。
それはどうしても避けたいが、どうしようも無い。
「ぼっち!」
後ろから声がした。
振り返ると、クラスメイトの深野晴輝が立っていた。
「な、、、ぼっちじゃないよ!」
慌てて反論する。
「え?でも、まだ友達いないんだろ。」
深野が不思議そうに声をあげた。
「、、、そうだけど、、、すぐ友達つくるし!」