「いつからその子と付き合ってるの?」

自分でも何故そんなことを
聞いているのか分からなかった。

「つ、付き合っているというか…えーと……」

気まずそうに声がどんどん小さくなっていく。

「こんな現場見せておいて、
今更嘘つく必要ある?ないでしょ?

正直に言って」

語気が強くなる私にビクビクしながらも、
和貴は恐る恐る口を開いた。

「きょ、去年の春頃から……セフレというか…」


1年以上も前から浮気されていたなんて…
呑気にプロポーズ待ちしていた自分が恥ずかしい。